矯正治療には、患者様のご協力が必要です。
ブラッシングをきちんとしましょう。
せっかくきれいな歯並びにしているのに、ブラッシングが不十分なことにより、虫歯や歯肉炎、歯周病になってしまっては意味がありません。
装置が装着されると、装着してないときと比べブラッシングが難しくなります。ブラッシングの仕方は指導していきますが、毎日きちんと継続して行うことが大切です。
食べ物に気をつけましょう。
歯に接着剤で直接付いている装置は、いずれ外すものですので強い力がかかると外れてしまいます。特に、前歯においては、飴や、アイスキャンディーなど硬いものを噛むと外れてしまうことがありますので、硬いものは奥歯でゆっくり噛む様にしましょう。
ガムやキャラメルなどの粘着力の強いものは、装置にからまって、装置を外す原因となったり、装置にこびりついて虫歯の原因となったりします。矯正治療中は、気をつけて食べるか、控えるようにしましょう。
また、歯が動いてくると、硬いものは食べづらくなることがあります。そのときは、やわらかいものを食べるか、奥歯でゆっくりと噛んで食べましょう。
治療に関する指示を守りましょう。
矯正装置の扱い方、取り外しできる矯正装置の使用時間、お口の中で使用するエラスティック（咬み合せをよくするために使用する輪ゴムのようなもの）の使用など、指示を守ってください。きちんと使用していただかないと、治療が進まず、治療期間が延びてしまったり、思わしい治療結果が得られなくなったりします。
矯正治療を行ううえでいろいろと大変なことが出てきますが、患者様と医院側とでともに手を取り合って乗り越え、治療をやってよかったと思えるようになれば幸いです。
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